私の好きな千尋作品…「卵夢」  末永蒼生/色彩心理研究家

[ 2014年1月7日 ]

関係:長崎東高等学校の美術部時代からの友人

作品「卵夢」には、千尋氏の若い頃からの超現実的なイメージの冴えはもちろん、どこかブラックユーモアを感じさせる人生哲学の絵画化が出来ていて、さらに卓越した技術が説得力を持っている。彼が生涯に渡り生み出した作品世界はどれも優劣付け難いことは言うまでもない。だが、この作品は作家としての精神的な核と表現者としての天才ぶりが凝縮しているように感じる一作だと思う。以上、個人的な感慨であるが、千尋氏の内面の一欠片を感じたことのある人間として、この作品には彼の中に流れていた血の熱さと知の静謐さを感じる。

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