[ アーティストニュース ] [ 作田 富幸 ] [ 釣谷 幸輝 ] 国際ミニプリント・ビエンナーレ展《グランプリ》・《準グランプリ》受賞
[ 2012年10月10日 ]
カナダ(バンクーヴァー)で2年に一度開催される 第7回国際ミニプリントビエンナーレ展「BIMPE Ⅶ」で
作田富幸が《First Prize=グランプリ》を受賞。
釣谷幸輝が《Second Prize=準グランプリ》を受賞。
http://www.newleafeditions.com/bimpe/?page_id=117
《First Prize=グランプリ》受賞作:作田富幸「53/100Face」
![Sakuta-Tomiyuki_53-200x300[1]](http://shinobazu.com/wp-content/uploads/Sakuta-Tomiyuki_53-200x3001.jpg)
《Second Prize(第2席)》受賞作:釣谷幸輝「loop」
![Tsuritani-Kouki_Loop-266x300[1]](http://shinobazu.com/wp-content/uploads/Tsuritani-Kouki_Loop-266x3001.jpg)
*BIMPE(国際ミニ・プリント・ビエンナーレ展)について
http://www.newleafeditions.com/bimpe/?page_id=229
2年に一度、カナダ、バンクーヴァーで開催される国際的な版画コンクール。
15×10cmという小さな版画の宇宙に、世界各地から多くのアーチストが出品する。
[ アーティストニュース ] [ 藤田 夢香 ] オープニング企画展より
[ 2012年10月9日 ]
光景–時には空で泳ぐように…
The Scene—Sometimes swim in the sky…
いつかみた場所。いつも居る場所。時を経て変わってゆく風景… 思いもよらず、失ってしまう風景
私たちは、意識せずとも私たちのいる場所の記憶を積み重ねている。
いつも。どこでも。何処に居ても、それぞれの「懐かしい」風景がある。
そして、どんな場所に行っても夕焼け空を眺めていると、「懐かしさ」が込み上げてくる。
それは、きっと、目の前の夕焼けを通して自分自身のやわらかな記憶といつの間にか交信しているからだろうと想う…
そんな、それぞれの記憶にほんの少しでも呼び覚ますことができるようにと、ちょっぴりファンタジーの世界を作品に込めました。


藤田夢香「光景―時には空で泳ぐように…」
上:LED点灯前/下:LED点灯後
1976~ 東京生まれ 千葉県在住/美学校にてシルクスクリーンを始める。主にシルクスクリーン手法でのモノタイプを発表している。南フランスCAGNES・SUR・MERにて「JAPAN VISIONS CONTEMPORAINES」展参加、洋画商協同組合青年部企画「FIELD OF NOW 2002 彩色健美」推薦出品、「The Allure of Contemporary Japanese Prints」(ワシントンD.C.)ほか。
[ アーティストニュース ] [ 門坂 流 ] 『文學界』(2012.10月号~2013年.1月号)全カットを担当
[ 2012年10月8日 ]
門坂 流が、文芸春秋社の『文學界』10月号より4ヶ月間連続で、
目次・挿画など、全てのカットを担当。
http://www.bunshun.co.jp/mag/bungakukai/
*作家名をクリックすると、カット作品の一部が見られます(今回は11月号)
↓ オープニング企画出品作品

門坂 流「鶫」水彩
[ アーティストニュース ] [ 鈴木 敦子 ] オープニング企画展より
[ 2012年10月7日 ]
日常の何気ない暮らしの中で 心に残った物たちを自分の中であたためて、
これからも作品に残していけたらと思います。
鈴木敦子

穏やかな週末(青) 27×16.5cm
鈴木敦子/Atsuko Suzuki 1968~
愛知県生まれ 名古屋芸術大学美術学科絵画科卒 千葉県在住
アーチストであり職人である=自画・自刻・自刷で制作する木版画家。十数版色を重ねた繊細な作品は浮世絵師~新版画・創作版画の正統な流れを汲む現代作家といえよう。山本鼎版画大賞展《入選》 川上澄生美術館木版画大賞展《準大賞》 詩画集『午後の光 詩:垣内磯子』(パロル舎) 「新収蔵品展 鈴木敦子 樋勝朋巳展」(須坂市版画美術館)
[ アーティストニュース ] [ 池田 俊彦 ] オープニング企画展より
[ 2012年10月6日 ]

「翁ーQ 一角」 18.3×11.6cm
池田俊彦/Toshihiko Ikeda
1980~ 東京都生まれ 多摩美術大学油画専攻卒業、東京芸大大学院版画専攻修了 東京都在住/<福沢一郎記念賞>受賞、<平成18年度文化庁買上げ優秀美術作品>、Prints Tokyo 2007 <町田市立国際版画美術館賞>受賞、第7回高知国際版画トリエンナーレ展<日和崎尊夫賞>受賞、「ドローイングとは何か」—第1回≪グランプリ≫受賞、第5回山本鼎版画大賞展 ≪優秀賞≫受賞
[ アーティストニュース ] [ 成田 朱希 ] オープニング企画展より
[ 2012年10月6日 ]
私がこの夏、一番熱中したのは読書です。羅列致します。
◆「殺ったのはおまえだ」新潮45編集部編 ◆「殺人者はそこにいる」新潮45編集部編 ◆「池の端界隈」木村東介 ◆「画像でみる噂の恐怖ファイル」コアマガジン ◆「スカム・カルチャー」秋田昌美 ◆「トラウマ映画館」町山智浩 ◆「スーホの白い馬」モンゴル民話◆「鞍馬天狗のおじさんは、聞書アラカン一代」竹中労 ◆「サーカス」森田一朗 ◆「発情装置、エロスのシナリオ」上野千鶴子 ◆「黒い看護婦、福岡4人組保険金連続殺人」森功 ◆「少年Aの告白」伊藤芳朗◆「カプセル、新潟少女監禁事件密室の3364日」松田美智子 ◆「消された一家、北九州、連続監禁殺人事件」豊田正義 ◆「戦慄!恐怖劇場」稲垣淳二 ◆「どんぐりと山猫」宮沢賢治 ◆「かばんうりのガラゴ」島田ゆか ◆「ゲゲの鬼太郎、おばけ宇宙大戦争」水木しげる ◆「箱庭センチメンタル」小林キュウ ◆「昼顔」ジョセフ・ケッセル 成田朱希

上 :「溶ける呪文」F4
下左:「昼顔(赤い靴)」F4
下右:「従う夢(緑のブーツ)」F4
成田朱希/Aki Narita
1966~ 青森県生まれ 千葉県在住
独学で学んだ油画が10代後半頃、評論家・ヨシダヨシエや細江英公に認められ画家となる。個展(スペースニキ) NICAF(東京国際フォーラム) 作品集:『線描画作品集』(日本芸術出版) 企画展参加(マリアの心臓) 劇画連載:「平成の怖い話」ワニマガジン、『ガロ』青林堂ほか 装幀・挿画:『舞台/萩原葉子著』、『ミッドナイトコール/上野千鶴子著』、『妄想老人日記/野坂昭如著』ほか
[ アーティストニュース ] [ 橋場 信夫 ] オープニング企画展より
[ 2012年10月6日 ]
私の芸術上の大きな転機は1978、79年パリ在住のおり、幸運にもラスコーの洞窟で手形を見た事にある。
彗星が長い時を旅し、また巡り会った、そんな思いに溢れていた。
洞窟は1963年マルローによって閉鎖され、一日5人25分という条件で見学が許されていた事を帰国後知った。
そんな事は知らずに訪れたラスコーで、どうして見学が許されたのか?
太古の画家と私の間のイニシエーションだったのかもしれない。
その後、私の作品のテーマは「根源的」な物へと絞られていった。
人間にとっての「根源的な」存在や時間、
日本人にとっての「根源的な」精神、文化、宗教、美、風土を現代という視点を通して表現している。
その表現はシンプルで明快な構成であるが、多くの物をそぎ落として、なおそこにあるもの、
つまり「根源的」な物がそこには満ちあふれているのである。
橋場信夫

「月見人」24×24cm
橋場信夫/Nobuo Hashiba
1950~ 東京都生まれ 東京都在住 。
エコール デ ボザール ヤンケルのアトリエに学ぶ(パリ)。川瀬敏郎とのコラボレーションで、現代美術による「室礼(しつらい)」の第一人者。コレクション:印刷美術館、慶応義塾大学、ハイアット リージェンシー大阪、センチュリー ハイアット東京、日航ホテル、ANAホテル、京王プラザホテル東京、和久傳、富美代(京都)、あさば(修善寺)、石葉(湯河原)、蓬莱(伊豆山)、水明館(下呂)、トヨタ自動車(豊田)、JAL羽田北ダイアモンドプレミアラウンジ、ザ ぺニンシュラ東京、ザ ウインザーホテル洞爺湖(北海道)、シェラトンホテル広島、ANA インターコンチネンタルホテル東京、ANA 羽田空港新国際線ターミナル VIPルーム他多数。
[ アーティストニュース ] [ 門坂 流 ] オープニング企画展より
[ 2012年10月5日 ]
「鶇(つぐみ)」
厳寒の夜の舗道の脇に横たわっている鶇を見つけ、両手でそっと持ち上げた所
まだ暖かく震えていましたので、そのまま手の内で暖めながら家に運んだのですが、
残念ながら死んでしまいました。
ヴェランダの植え込みに寝かせて翌日埋葬してあげようと思っていたのですが、
朝見ると姿が消えていました。 門坂 流

「鶫(ツグミ)」 6.5×10.7cm
門坂流/Ryu Kadosaka
1948~ 京都府生まれ 東京芸術大学油画科入学 東京都在住 / グラフィックの仕事においてドローイング作品発表(直木賞・芥川賞など受賞の著名作家の装幀百冊以上)、その後エングレーヴィン手法により山や川、森林風景等を制作し続けている。「線の迷宮―細密版画の魅力」(目黒区美術館)出品/作品集:『風力の学派』(ぎょうせい)、『百年の預言』(朝日新聞社)、『Drawing Works 1』(不忍画廊)
[ アーティストニュース ] [ 山中 現 ] オープニング企画展より
[ 2012年10月4日 ]
「描くこと」について
長く木版画を制作しているとどうしてもマンネリに陥る。技術は上手になるのだが、技術だけで制作してしまうからだ。そんな時僕は、水彩画や油絵を描いてみる。描くという事を忘れたくないからだ。彫りや刷りをとおして、間接的に作っていく木版画と違って、筆を使って直接絵を描くことは、目の前に生まれて来る色や形にその場で反応していく感覚が必要になる。時には体全体を使って描くこともあり、版画を作るときの体の動きとは違った動きが生まれ、それが画面に反映して来る。「描く」ということの原初的な面白さがそこに在り、木版画も「版で描く絵」であることを思い出させてくれる。 山中 現


山中 現 1/Gen Yamanaaka
1954~ 福島県生まれ 東京芸術大学美術学部油画科卒 埼玉県在住。
西武美術館版画大賞展」《日版商買上げ賞》受賞後、擬人化されフォルムのモノクロ木版画で日本で一番忙しい木版画家となる。2011年、福島県立美術館で開催された「山中現展」は木版画、油彩、モノタイプの代表作が集められた大回顧展となった。2011年6月、不忍画廊での新作個展で、初のコラグラフ集 『玩具頌』を刊行する。
[ アーティストニュース ] [ 中佐藤 滋 ] オープニング企画展より
[ 2012年10月4日 ]
引越しが残したもの
出品した作品と引越しという出来事は共通性が無く関係がないような感じがしますが、
実はあるキッカケが作品の生まれたもと。
昨秋、慌しく東京から千葉に移動する事となり計画性も無く、まして準備も知識も体力も無い中で
年老いての作業は肉体・精神的にもバタバタガタガタの毎日でした。
制作や展覧会の為の在廊等は激しい運動の後で無理矢理急に息を整えるようなモノであり、
結構苦しく感じた次第です。 その後においても長い間暮らしてきた町を離れて人も風景も変わり、
慣れない生活の中で落ち込み集中力も無くなり、作品が思うように描けず眠れない日が続きました。
そんなある夜、いつも通り頭がボケーとしていると
夢か現実か?幼い少女が近寄って来て
「元気ないね。どうしたの?」と、
その一言の心地よい声の響きに癒され、またその自然な仕草にイメージが膨らみ、
新たな制作意欲が湧いて来た時、朝になっていました。
そんな中から生まれたのが
「赤い靴」、「いらっしゃいませ」、
となりました。 中佐藤 滋

中佐藤滋/Shigesru Nakasato
1947~ 東京都生まれ 東京都在住。
NICAF(東京国際フォーラム)、安田火災美術財団奨励賞展等出品 安井賞展《入選》
一線美術展《文部大臣奨励賞》 詩画集『七つの月 詩:宇里香菜』
[ アーティストニュース ] [ 安元 亮祐 ] オープニング企画展より
[ 2012年10月4日 ]
少年の頃の思い出、
裏町の路地で見かけた少女、
目と目が合って、初めて出会った娘なのに懐かしい思いがした。
何故?
今だに不思議な気がしている。

昼下がりの少女 39.5×12.8cm
安元亮祐/Ryosuke Yasumoto
1954~ 兵庫県生まれ 筑波大学付属聾学校美術専攻科卒 茨城県在住。
大原美術館で見た松本竣介の絵画が「画家・安元亮祐」の誕生・出発点である。安田火災美術財団奨励賞展《新作秀作賞》 セントラル美術館油絵大賞展《佳作賞》 第27回昭和会展《昭和会賞》 安井賞展《入選》 当画廊より、詩画集『風の神話 詩:松永伍一』刊行+作品集2冊刊行
[ アーティストニュース ] [ 伊藤 亜矢美 ] オープニング企画展より
[ 2012年10月4日 ]
「青いファミリー」
静かに暮らしてて、地味やけど結構幸せです。

「心地いい席」
原っぱに座って、草と一緒に風にあたって気持ちいいなと思っています。

「三角リス」
どんくさいけど、とても真面目な性格のリスです。

伊藤亜矢美/Ayami Ito 1980~ 大阪芸術大学美術学科卒 大阪府在住
木版画、ミクストメディアの手法により、「おにぎり」をメインモチーフに、ほのぼのした作品を描く。
第3回イルフビエンナーレ日本童画大賞展《審査員特別賞》、第15回川上澄生美術館木版画大賞展《準大賞》。
ボローニャ国際絵本原画展《入選》(2011 板橋区立美術館他 全国巡回展)、個展「おにぎり散歩」(SHINOBAZU.G)