「1+1」シリーズ 第2弾 藤沢康人+水田典寿【Bunkamura Gallery 8/】

「1+1」シリーズ 第2弾 藤沢康人+水田典寿

Bunkamura Gallery 8/
2024年9月14日(土) – 2024年9月29日(日) 〒150-8510 東京都渋谷区渋谷2-21-1 渋谷ヒカリエ8階

─ 展覧会概要(展覧会ページより)─
Bunkamura Galleryで開催したグループ展において、ひときわ存在感を示した精鋭作家2名をクローズアップする「1+1」シリーズ。2度目の開催となる本展では、綿布を地に、3系統の色(赤・青・黄)の水彩で静物画を描く、藤沢康人。そして、流木や廃材を用いて、動物や家具といった立体作品を制作する、水田典寿の2人をご紹介いたします。

 薄闇の中に、ぼんやりと浮かぶ蝋燭や花瓶に活けられた花々。陰影やパース、輪郭に絶妙な曖昧さをたたえる藤沢の作品は、彼独特の光を捉える技法により、ゆったりとした空気に包まれ、思索に耽りたくなるような奥深さを纏います。
 一方、水田が制作するのは、流木の形からインスピレーションを受け削り出された生き物たち。大自然が長い時間をかけて形成したテクスチャを最大限に活かし生み出された動物は生命力に溢れ、その場の空気を治めるような凛とした佇まいが存在感を放つ作品群です。

 藤沢が新たに取り組んだモチーフとなるカーテンのある風景や、『ノアの箱舟』から着想を得た水田のつがいシリーズなど、本展が初めての発表となる作品も――。それぞれの世界が互いに作用しあうことで刻まれる、エレガントで緩徐な時間をどうぞごゆっくりとお愉しみください。