池田満寿夫“1966”展

2013年2月4日(月)~2月23日(土) 日祝休廊 11:00~18:30

現在、当画廊が入居しているビルは1960年吉村順三建築設計事務所によるものですが、1960~70年代このビルの2階には、新進気鋭の現代作家を次々に紹介する著名な日本橋画廊があり池田満寿夫も1963~69年の間ここで新作個展を開催していました。池田にとっても東京国際版画ビエンナーレ展での異例の連続受賞、1965年ニューヨーク近代美術館で日本人として初の個展開催、1966年ベネツィアビエンナーレ展グランプリ受賞など、まさに日本から世界へと駆け上った時代と重なります。
縁のあるこの場所での最初の池田満寿夫展は、この日本橋から発表していた「1966年」を中心に構成、’60~’70年代の銅版画の代表作、グランプリ受賞作品の下絵(ドローイング)等30余点出品します。

◆グループ「実在者」時代(1955~56)からの親友であった画家・堀内康司氏旧蔵の最初期受賞作3点出品、また池田満寿夫旧蔵の靉嘔、初期銅版画集「春夏秋冬」出品
◆小コーナー:貴重な本や資料を座りながら手に取って見られるコーナーを設置。写真による活動記録の掲示。
◆同時開催:viewing room「Masuo & Japan」
◆WEB企画:池田満寿夫美術館・中尾美穂学芸員によるテキスト。その他関係者によるコラム、エッセイなど随時掲載。
◆(特別頒布/10部限定)直筆サイン入り作品集『愛の瞬間』美術出版社刊 ¥3,800(〒300)