before / after
[ 2012年9月25日 ]
6月下旬この場所を2度目に訪れた際のbefore写真(6月・モノクロ)と
オープン後の現在の内装after写真(9月・カラー)です。
7月中旬まで、現ギャラリーのようになるとは思いもしませんでした。
◇入口付近
before/自分が訪問者(お客様)だったらどんなギャラリーを期待するか、扉を開いた時に見えるギャラリーイメージが一番難しい・・・。
after/天井高を2mに下げなければならない場を、あえて広げて小さなエントランス・スペースが出来た時「プロフェッショナル(デザイナー)とは経験とアイデアと実行力でマイナスをプラスに変える人達の事」だとその時に感じたものです。


◇中央から奥へ
before/内装前は天井高240cmでした。
aftere/内装後は天井高(最上高)294cmとなりました。


◇奥から窓へ
before/この場所を新ギャラリーに選んだ最大の理由はこの窓からの光と、開放感。
after/扉を開けてすぐ全面外光が入るのではなく、光の気配を少し感じてもらえるように考えました。


◇小展示室 兼 ひと息の場
before/この場所を初見した際の驚きは高島屋南壁面の彫刻(1952年、笠置季男作)、この場所からしか味わえない面白さ!どうするか・・・。
after/小品を目の前で見てもらうスペース+外を眺めながらひと息入れて頂くスペース、としてロングテーブルを配置。


★この窓の下は「さくら通り」、来春どんな風景が見られるのでしょう。
八重洲から、日本橋へ(2012年7月~9月)
[ 2012年9月20日 ]
「2012年7~9月」
ビル建替えに伴い八重洲から日本橋へ移転。
約40年、このビルで一番古い会社でもありました。

「東京駅八重洲北口」
奥の高層ビルには大丸東京店が入っていて東京駅八重洲北口に繋がっています。

「最後の撮影」
とある美術館からの依頼により、引越し直前に八重洲・不忍画廊の入口を撮影。

「7月~8月」
およそ40年間の作家・展覧会資料。1ヶ月かけて作家ごとにケースにまとめる。

新ギャラリーで使用するかも・・・倉庫奥から出てきた鉄の看板枠、板、本棚等を塗装。
細かい資料整理の合間での塗装作業は意外と集中、ストレス発散出来ます。

「35年程前の看板!」
1970年代上野池之端近くで「不忍画廊」、八重洲で「ステーションギャラリー」
2店舗を営業していた時代がありました。
倉庫の奥の棚の上から昭和時代を感じさせるレトロな看板が出てきました!
・・・これも捨てられません。

「8月、内装工事スタート」
新ギャラリーの内装が始まりました。柱には内装図面と職人さんたちへの指示書。
プロフェッショナルな方たちの仕事のプロセスを垣間見るのは大変勉強になります。

「2.95mのアルミ柱」
新ギャラリーの壁面の中には2.95mの軽アルミ柱が入ります。
小さなエレベーターに乗らない為、作業する職人さんたちが真夏の階段を4Fまで手持ちで運びました。
猛暑の今夏、本当にご苦労様でした。


「50年前の梁」
新ギャラリーが入るビルは不忍画廊と同い年(1960年)吉村順三設計事務所によるものです。
天井高確保の為開けて頂いたところ、趣のある当時の梁が出てきました。そのまま残すことにしました。

図面ではわかっていたつもりですが、現実に形になってくると図面よりずっと良いです。

「名刺1枚の隙間」
ギャラリーは木の床、季節によって温度や湿度が違う為伸縮するので床の木片の間には
名刺1枚分の隙間が空いています。

「8月末、新ギャラリー完成!」

