2022年から2023年まで文化庁新進芸術家海外研修制度で滞在した、フィンランドで習得したドライポイント技法による新作を中心とした展示。
個展タイトル – metsä – はフィンランド語で “森” という意味。
これまでのさまざまな技法を駆使した独自の表現から、フィンランドの地で到達した1本のニードルで銅板に線を刻み込むだけのミニマルな表現への変化。描くモチーフはフィンランドの平凡な森の風景。
併せて渡航以前の作品を展示し、作品の変化と、その背後にある絵画への変わらない姿勢を見通す。
プロフィール
長野県飯田市に生まれる。1999年愛知県立芸術大学大学院美術研究科修了。令和4年度文化庁新進芸術家海外研修制度によりフィンランドに滞在。
途方もなく時間のかかる制作プロセスを得て完成させる作品で、「絵画とは何か?」について考察する現代アーティスト。代表作は、「貴婦人と一角獣」(東京ステーションギャラリー蔵)、ボッス「快楽の園」(愛知県立美術館蔵)、モネ「睡蓮」、雪舟「秋冬山水図」などの名画(二次元)を、まず立体(三次元)にして元の名画と同じ構図(ジオラマ)にして撮影、撮影した写真(二次元)上にマチエールとして銅板を刷り樹脂を施して完成させるという<絵画をめぐって>シリーズを展開している。
2015年、パークホテル東京(汐留)の「アーティスト・イン・ホテル」プロジェクトで、半年間をかけ客室壁画「アーティストルーム【 山水/Landscapes】」を制作。
商品情報
1. 山田純嗣作品集
2. ポストカードセット
1. 作品集『山田純嗣 絵画をめぐって』
山田純嗣の初の作品集。2015年 不忍画廊刊 限定500部。
価格 ¥2,200(税込)
2.『絵画をめぐって ポストカードセット』
2017年個展「絵画をめぐって-影のない-」(不忍画廊)のポストカード6枚セット。
価格 ¥550(税込)
展覧会情報
山田純嗣 個展「Junji Yamada -Metsä-」
- 会場:不忍画廊 (〒103-0027 東京都中央区日本橋3-8-6 第2中央ビル4F)
- 会期:2024年9月21日[土] – 10月5日[土]
- 開廊時間:12:00 ~ 18:00
- 休廊日:火曜 (9月24日、10月1日)