医療現場で人体解剖図を描いてきた画家・亀井三千代による、東京では4年ぶり、不忍画廊では初めてとなる個展を開催いたします。
その独創的な解剖幻想世界の始まりでありながら、いままで大きく紹介されてこなかった「花」を描いた初期秀作を中心に、水墨による新作絵画までを、企画協力に美術評論家の相馬俊樹氏をむかえご紹介いたします。
プロフィール
1966年東京生まれ。幼少期を京都で過し、独学で絵を描く。
1996年より東京医科歯科大学(東京科学大学)・医学部解剖学講座にて聴講を始め、人体解剖図、医学論文用イラストを多数作成する。
慶應義塾大学文学部哲学科卒業。東京医科歯科大学(東京科学大学)医学部・臨床解剖学講座専攻生(2004~2010)。人人会会員。
出品作品
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《最期の会話 父》
2010 墨、岩絵の具、膠、和紙 19.5×31.5cm
¥77,000 (税込)
《最期の会話 母》
2010 墨、岩絵の具、膠、和紙 19.5×31.5cm
¥77,000 (税込)
《最期の会話 娘》
2010 墨、岩絵の具、膠、和紙 19.5×31.5cm
¥77,000 (税込)
《orchid》
2021
墨、和紙
18×18cm
額付
¥53,900 (税込)
《アクア》
2021
墨・岩絵の具・膠・和紙
18×14cm
額付
¥61,600 (税込)
美術評論家・相馬俊樹による亀井三千代評
「外の世界に解き放たれて生々しく息づく臓器の断片は、肉の感触を纏う花々として燃えさかり、麗しき肉色華へと変容 ─ 結晶化する……
医療現場で人体解剖図を描き続けた亀井三千代は解剖画と植物画との婚姻を夢み、やがて、解剖画と春画とを融合させる独創的な着想を育んでいった。
このたびの展示では、そのような女性絵師の綺想の焔を、ある観点においては彼女の眷族であり、先達といっても過言ではない大島哲以 (1926~1999) の、魅毒を盛られた華惨夢が煽り立てることとなろう。」
2024年11月 相馬俊樹
展覧会情報
- 展覧会名: 「亀井三千代 個展 ─華艶闇夢 燃えさかる妖艶な花々─」
- 会 期: 2024年11月16日[土] – 30日[土] 入場無料
- 会 場: 不忍画廊 (〒103-0027 東京都中央区日本橋3-8-6 第2中央ビル4F)
- 開廊時間: 12:00 – 18:00
- 休 廊: 月曜・火曜
会場写真
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