知られざるモダニスト 寺田 至 画集『Life』刊行記念展

「1990年代初頭まで「期待の新星」として脚光を浴びるも心のままに描く喜びを追究、第一線から退いた画家・寺田至(1951〜2014)。油絵具のみならず、テンペラ・日本画材・独自調合の絵具まで表現の手段を模索した。(中略)あふれる才気と洒脱な感性もさることながら、絵画ならではのイリュージョンに向き合って膨大な実験と修練を重ね、身命を賭した者の凄みが宿る。没後10年の節目となった2024年、不忍画廊が企画・先導する形で全国6画廊での回顧展を開催。アートフェアでも注目を集め、世代を超えた真の美術ファンを魅了し始めている。(『アートコレクターズ No.190 2025.1月号』展覧会記事より抜粋)」

再評価の機運も高まりつつある中、当画廊ではテーマ別に3年連続の画集刊行を予定しております。
第一弾となる画集『Life』は人物画を中心に「命あるもの」をモチーフとした作品を収載。マティス、ホックニー、デ・クーニング、写真家・アンドレ・ケルテスまで、近代美術へのリスペクトを礎に、独自の絵画世界へと昇華・超克しようとする姿勢はモダニストとしての矜持、表現者としての基軸が読み取れると思います。

2025年最初の展覧会となる今展では、画集『Life』収載作品を軸に25点ほどを出品いたします。

作家プロフィール

寺田 至|Terada Itaru(1951 – 2014)

1951年12月21日、愛媛県西条市で生まれる。1975年大阪芸術大学美術学科絵画専攻卒業、東京藝術大学大学院(絵画組成)聴講生。
旅先の風景や、身近な事物・人物を題材に、大胆な画面構成と一筆で描き上げる軽妙なタッチで、対象の息吹が感じられる多くの作品を生み出した。
2014年9月12日、癌により死去。2018年羽黒洞(東京)、ギャラリーかわにし(愛媛)での遺作展がコレクター、美術関係者で話題となる。

『寺田至画集Ⅰ Life』

寺田 至の初の画集。
全3冊の画集発刊を予定。第1弾となる『Life』には人物像など40点を収載。

B5変形・ハードカバー
カラー72頁・図版40点
2025年1月15日 初版発行
著者 寺田至 Terada Itaru
発行所 不忍画廊 Shinobazu Gallery
価格 ¥3,800+税

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