「中世への想い」 2021
アンティーク額、和紙、墨、 アクリル・コラージュ 他 額寸:39×33.8 作品:19.5×19.5
会期:11/6(土)~27(土)
時間:12:00~17:00 ※当面の間短縮営業とさせていただきます。
休廊日:月曜・火曜
安元亮祐による個展を開催いたします。
アクリルペインティングにコラージュやレリーフを加えた手の込んだ新作30点余りを中心に、
敬愛する2人、詩人の松永伍一、池田満寿夫の作品と初期作品も併せた小企画も同時開催します。
「幻の樹」 2000
キャンバス、アクリル・コラージュ 他 90.9×116.7(F50)
*松永伍一選「新世紀をひらく美」展(2001年 髙島屋全国巡回)出品作
画家・造形作家 安元亮祐(1954〜 兵庫県姫路生れ|茨城県笠間市在住)は、幼少時代、高熱の影響により聴覚を失いますが、一人で絵を描いたり、様々なモノを組み合わせオブジェのようなモノを作る事が好きだった安元にとって “音のない世界”は「不便ではあるが不幸ではない」と語っていました。
筑波大学附属聾学校時代、ろう者への美術教育に熱心だった美術教師との出逢いにより芸術家・画家として生きる道を目指します。当初は光風会展で発表・受賞を重ねていたが風潮に合わず脱退。その後は個展を中心に発表、具象画の登竜門「安井賞展」出品や<昭和会賞>受賞で、一気に実力派人気画家の一人となります。
その頃、美術評論も行なっていた詩人・松永伍一(1930-2008)と出会います。松永からのオファーも有り、詩画集『風の神話』(1996)でコラボレーションし原画も詩画集も初日で完売しました。また池田満寿夫(1934-97)は「松本竣介のような稀有な感性だ…」と絶賛し初見で小さな作品を購入。その後、素晴らしい個展紹介文を寄稿してくれました。
「回想の書簡」 2021
レリーフ、アクリル・コラージュ 他 30.5×30.5×2.2
えのほん『遠い国からの便り』 2021
スケッチブック、紙、アクリル・コラージュ 他 17×18.5