オープニング企画展より

The eyes of beauty(美女の瞳)
「美しい顔」モデルはオードリー・ヘプバーン。
清楚で可憐なイメージの彼女の瞳に少し違和感が生まれるようにした。
顔はその人の感情や生き方など、目に見えないものをたくさん内包していて魅力的な造形物だと思う。
また捉える側の人間の感情や生き方などによって、いろいろなニュアンスが加わってくる。
絵画作品は絵の具が固着した物質であるが、そうした流動的な要素が含まれることが面白いと感じた。  柳ヨシカズ

右:The eyes of beauty(davy’s grey) 40.9×40.9cm
左:The eyes of beauty(maroon) 40.9×40.9cm

柳ヨシカズ/Yoshikazu Yanagi
1977~ 群馬県生まれ 筑波大学大学院美術専攻洋画コース修了 千葉県在住
作家自身「生真面目な性格」だと言う。その表現手段(=シンメトリーでいかに魅力ある絵画を創造するか)がコンセプト
「ひとのかたちひとのきもち」(船橋市民ギャラリー)、「AIM2005」(北総線矢切駅界隈)、「TOKYO WONDER SEEDS」(トーキョーワンダーサイト渋谷)、「BAS2008 恐れから親しみへ」(Bunkamura Gallery)、「I氏コレクション展」(高崎市美術館)