渡辺千尋 展 “象の風景、ふたたび。” Chihiro Watanabe 1944-2009

2014年1月15日(水)~2月8日(土)
休廊日:日曜日・祝日
営業時間:11:00~18:30
*会期中の毎金曜日 13:00頃から渡辺千尋氏夫人の紀子(みちこ)さん在廊予定です。

プロフィール:長崎で育った渡辺は、上京後グラフィックデザインなどの仕事をしますが、
1978年、もっとも古典的な銅版画手法〝ビュラン″と運命的に出会い、第1作目から《日本版画協会奨励賞》を受賞します。
1988年、10年間の作品32点を収録した作品集『象の風景』を用美社から刊行、
翌年にはポーランド、チェコ、東京、長崎などで個展を開催し、チェコ国立版画美術館に、〈象の風景〉シリーズが収蔵されました。
また、『ざくろの空―頓珍漢人形伝』《第1回蓮如賞》受賞、『殉教の刻印』《第8回小学館ノンフィクション大賞優秀賞》受賞など文筆家としても活躍。
1996年、長崎県有家町(現南島原市)の依頼により16世紀末の日本最初の銅版画「セビリアの聖母」を復刻。
2009年、永眠(享年64歳)

概要:今展は1989年に開催された個展「渡辺千尋銅版画展 象の風景」を再現した小企画「象の風景、ふたたび。」を中心に、
「メゾチントの芸術」、「油彩画・静物画」の3つの小さな空間に分けて構成致します。
知られざる孤高のアーティスト・渡辺千尋の芸術を堪能いただける展覧会になることと思います。
練馬区立美術館で開催中の「渡辺千尋 -復刻の聖母-」展の会期後半に合わせて開催いたしますので、
美術館と小画廊での異なる展示を、この機会にお楽しみいただければ幸いです。

Book
◇ 作品集 『象の風景』 3200円→ 2100円 *経年のため特別価格で販売します
◇ 全作品集『渡辺千尋 銅版画カタログレゾネ』 1050円
new! 著書 『殉教の刻印』(長崎文献社刊 )  1680円(小学館ノンフィクション大賞優秀賞を受賞した著書、待望の復刊!)

News!!!
◆「渡辺千尋 -復刻の聖母-」展 2013.11.29-2014.2.9  練馬区立美術館
◎ 1/5NHK日曜美術館アートシーンにて「渡辺千尋 復刻の聖母展」が紹介・放映されました。
◎ 特集コーナーでWEB企画<私の好きな千尋作品>公開・募集しています。
◎ 1/15朝日新聞夕刊に紹介されました。
◎ 1/21読売新聞夕刊に紹介されました。
◎ ブログ【渡辺千尋 復刻の聖母展】アップしました。
◎ ブログ【中林忠良先生ゲストトーク@練馬区立美術館】アップしました。
◆「渡辺千尋の仕事」展 2014.3.14-6.8   長崎県美術館
◆「所蔵名品展Ⅱ~新収蔵品を中心に~」2014.2.22~4.6 平塚市美術館